北海道の海の水温と装備の目安|気象庁の平年値で見る季節別の表

結論から言うと、北海道周辺の海の水温は、1〜3月は海域平均で約3℃、7〜9月は約17〜18℃というのが、気象庁の平年値の目安です。冬と夏で15℃前後の差があります。ただし、これは沖合を含む広い海域の平均で、浜の足元の水温とは一致しません。この表は「入る前に、まず大きな季節の差をつかむ」ためのものです。
北海道の海の水温は、どのくらいなのか?
気象庁は、日本近海を海域に分けて、海域平均の海面水温の平年値(観測をもとにした解析値の、1991〜2020年の30年間の平均)を公表しています。北海道に関係する2つの海域を、季節別に並べます。
| 季節(気象庁の区分) | 日本海北東部 | 釧路沖 |
|---|---|---|
| 1〜3月 | 3.19℃ | 3.22℃ |
| 4〜6月 | 7.26℃ | 6.57℃ |
| 7〜9月 | 18.39℃ | 17.30℃ |
| 10〜12月 | 9.31℃ | 11.14℃ |
| 年平均 | 9.54℃ | 9.56℃ |
出典: 気象庁「海面水温の長期変化傾向(日本近海)」の海域別データをもとに、当サイトが作成。平年値は1991〜2020年の平均。確認日 2026-10-18。
この表は当サイトが作成したもので、気象庁が作った資料ではありません。
この表を読むときの注意が3つあります。
- 季節の区切りが気温と違います。 気象庁の海面水温の資料では、冬季を1〜3月、春季を4〜6月、夏季を7〜9月、秋季を10〜12月としています(出典: 同ページの解説)。「12月は秋の列に入る」点に注意してください。
- 海域平均は、沖合を含む広い範囲の平均です。 岸に近い浅い浜、河口の近く、荒天(しけ)の直後では、水温はこれと違います。
- 表の海域名は、気象庁の海域区分に従った呼び名です。 「日本海北東部」は日本海側、「釧路沖」は北海道の太平洋側の東寄りの海域の例です。胆振や日高など、道南寄りの太平洋側の浜が同じ水温とは限りません(海域の境界は気象庁の海域図で確かめてください)。
水温から、装備をどう考えればいいのか?
水温ごとの装備に、公的な基準はありません。ここでは、メディアや販売会社の解説記事が示している目安を、出典つきで並べます。いずれも商用の記事で、公的な基準ではありません。 メーカー・ショップ・体質によって感じ方が違うので、買う前に専門のショップに相談してください。
| 時期 | 目安として書かれていること | 出典 |
|---|---|---|
| 真冬(12月後半〜2月中旬) | セミドライが必須で、厚さは「5×3mm〜5×4mm」が目安。外気温が低い日本海側では、保温性の高い裏起毛タイプも選択肢。ブーツは3mm程度、グローブは2〜5mm程度が一般的 | Jackery「【初心者向け】冬のサーフィンを安全で快適に楽しむための防寒対策」(2026-01-22更新)(ポータブル電源の販売元。記事は自社サイト内にあり、宣伝を含む) |
| 冬の苫小牧・厚真周辺の太平洋側 | ヘッドキャップまでのフル装備が必要で、ドライスーツがおすすめ | なみある?メディア ポイントガイド(苫小牧エリア)(2025-08-15更新) |
| 6月〜夏(英語ガイドの記載) | 英語ガイドは、夏の太平洋側で「3/2mmか4/3mmで足りる」と書き、内浦湾について「6月は3/2mm、1月は5/4mmにフードなどフル装備」と案内している | The Surf Atlas(英語) |
| 夏(8月) | 海水が温かくなり、慣れていればトランクスでもよいとされる(水温は年や浜で違い、擦り傷や日焼けの備えも含めて、ショップに相談してください)。最高気温が30℃になる日もある | なみある?メディア ポイントガイド(苫小牧エリア) |
| 春・秋 | 上の表では水温が冬と夏の中間です。専門のショップに相談してください | 該当する公的な資料は見つかっていません(2026-10-18時点) |
英語のガイド「The Surf Atlas」は、冬の海を「Baltic(バルト海のように冷たい)」と表現しています。装備の数字は、メディアによって「何ミリ」の書き方や感じ方が違うため、上の表も1つの目安として読んでください。
水温の数字を、どう使えばいいのか?
数字は、装備を選ぶ前に、季節の大きな差をつかむために使います。入るかどうかの判断には使わないでください。当日の海の状況は、地元のショップや管理者に確かめます。
北海道の水温として高めの数字を示す英語資料もあり、出典によって数字が食い違います。このサイトでは、気象庁が公表している、観測をもとにした解析値の平年値を土台にして、出典を明記します。
この記事が扱わないこと
- 今日・明日の水温や波の予想は出しません。 この表は過去30年の平均の整理で、予報ではありません(理由はこのサイトについて)。
- 医療の説明はしません。 低体温など体調に関することは、公的機関や専門家の情報をご覧ください。
- 安全を保証しません。 装備をそろえても、冷たい海のリスクはなくなりません。水の事故については北の海の安全の記事をご覧ください。
出典
- 気象庁「海面水温の長期変化傾向(日本近海)」と海域別データ(平年値は1991〜2020年)。確認日 2026-10-18
- Jackery「【初心者向け】冬のサーフィンを安全で快適に楽しむための防寒対策」(2026-01-22更新)、なみある?メディア ポイントガイド(苫小牧エリア、2025-08-15更新)、The Surf Atlas(2024-10-28、12-11更新)。確認日 2026-10-18